|황정은(ファン・ジョンウン)著|문학동네|2016.11|216ページ|

2012年から2015年にかけて発表された8つの短編を収録。恋人を亡くした老婦人、未来に絶望する若者など、日々を必死に生きる人々の「誰でもない、あなただけの物語」が綴られている。
著者のファン・ジョンウンは韓国で最も期待される若手作家の一人。平凡な人々の平凡でない生の瞬間が静かに語られる。
2014年に若い作家賞で大賞を受賞した『상류엔 맹금류(上流には猛禽類)』は、特におすすめしたい作品。
邦訳は2018年1月、晶文社の「韓国文学のオクリモノ」シリーズ4『誰でもない』(斎藤真理子訳)として刊行されている。

황정은의 세 번째 소설집 『아무도 아닌』. 《파씨의 입문》이후 4년여 만에 펴내는 소설집으로, 2012년 봄부터 2015년 가을까지 발표한 여덟 편의 단편소설을 묶었다. 2014년 이효석문학상 수상작 《누가》, 2014년 젊은작가상 대상 수상작 《상류엔 맹금류》, 2013년 젊은작가상 수상작 《上行》이 수록되어 있다.