|黄晳暎 著,青柳優子 訳|岩波書店 刊|2002年6月19日|368ページ|


1980年,光州事件-.政治犯として独房に監禁された男と,獄中にある男へ宛てた手紙を残して他界したひとりの女の暗い時代に咲いた切ない愛.身に降りかかる危険をかえりみず民主化への道を模索しつづけた「ハングル世代」の愛と青春.18年後に出獄した男が向かったその先は,女との思い出の土地だった.