백온유ペク・オニュ )作|창비刊|2022-7-25|214ページ|


18歳のシアンの日課は、植物状態となった母の看病だ。数年前に起こった恐ろしい伝染病の後遺症で母はこのようになってしまった。その伝染病が蔓延する原因となったとある家族は街から出て行かざるをえず、シアンと同い年のその娘へウォンはジウォンと名前を変え、いまは平凡な生活を送っている。
とある偶然から、かつては姉妹のように親しかったへウォンの近況を聞くことになったシアンの心はざわつくが……。

希望という名の光に、いまはまだ遠くから目を細めるしかないものの、前へ進もうとするある夏の成長物語。
『유언(遺言)』に続く、ペク・オニュ(백온유)の長編小説第2作目。