|김희주(キム・ヒジュ)著|일토 刊|2022-03-14|192ページ|


夫婦で旅行中に立ち寄ったモデルハウスで、江原道の海辺の町襄陽(ヤンヤン)の家を衝動買いした著者。学生時代から住み始めたソウルで、記者やフリーライターなど、様々な職を経験しながら計18年の時間を過ごしながら、常に大都会での暮らしに違和感を持っていたこともあり、購入から2年間の準備期間を経て、人口3万人の町ヤンヤンへ移住する。

ソウルでは文章や企画の仕事で暮らしていたが、縁もゆかりもない地方の町で、一体自分にはどんな仕事ができるのか?そう悩みながら過ごしたソウルでの移住準備期間の葛藤も具体的に記す。

「都会が良いか、田舎が良いか」の答えを求めて読むと、残念ながら欲しい情報は得られないかもしれない。ただ、”自分”にとって、"その地でできること"は何かを思い巡らせるヒントを見つけたい人にすすめたい一冊。


강원도 여행길에 우연히 들른 모델 하우스에서 덜컥 집을 계약했다. 입주까지 남은 기간은 2년. 기자와 기획자로 10여 년의 경력이 있었지만, 서울이 아닌 곳에서 무엇을 할 수 있을까 생각하면 답을 찾을 수 없었다. 지역에서 밥벌이하면서 삶의 균형점을 찾으려 애쓰는 이야기이자 흥망성쇠를 담은 에세이. 희망찬 미래를 담보하지 않는데도 왠지 희망차게 느껴진다. 나에게 맞는 삶을 꿈꾸는 사람을 위한 이야기.