|문보영(ムン・ボヨン)著|민음사(民音社)刊|2021.4|284ページ|

民音社エッセイシリーズ「毎日と永遠」第1巻。2016年に中央新人文学賞を受賞して登壇し、翌年詩集『本の柱』でキム・スヨン文学賞を受賞した詩人ムン・ボヨンのエッセイ。日記主義者のムン・ボヨンが書き残す「日記論」であり、愛するひとときの記録。

≪しみず店長より≫
著者は、手書きの日記を読者に郵便で届ける「日記デリバリー」を運営する詩人のムン・ボヨンさん。「日記はとても人間的で善良な面があり、誰かの日記を読むとその人のことが完全には憎めなくなる」「私の魂と日記を書いた人の魂が微妙に混ざり合って、私も相手も少しだけ自分が自分でなくなる」という著者の言葉に、心が解けていくのを感じます。さあ、今日から日記をはじめてみようという気にさせてくれるやさしい日記論です。