|김기정(キム・ギジョン)、백햄(ペク・ヘム)絵|창비(チャンビ)刊|2019.4|120ページ|

興味深い物語の語り手で、現実を鋭く描いた作品を送り出してきた童話作家キム・ギジョンの童話集。生と死の問題という児童文学ではあまり出会えないテーマの五つの物語を収録する。

毎晩青白い顔をした人たちがやってくる麺屋、毎年5月になると昔の制服を着た高校生が現れる路地、女の子が長く一人で泊まるゲストハウスなど、ちょっと奇妙な空間に、歴史と子どもたちの現実世界を描きこむ。