四季の絵本シリーズ 短い瞬間に訪れる喜び、日常の小さな幸せを描いた絵本だ。 一晩キャンピングの話には二人の主人公が出てくる。 ぎこちないが頼もしいゴリラとつんつん神経質に見えるが、友達を配慮するハリネズミ。2人はずっとギクシャクするが、決定的な瞬間にはお互いを助け合いながら時間を過ごす。

全体的な物語は素朴で特別ではない日常が本に盛り込まれている。そんなに特別なことがなくても、たまにきれいな空を見られるだけでも「いい」を言える心の余裕。暖かい気持ちが伝わる一冊。