|김금희(キム・グミ)著|창비刊|2021.5|324ページ|

常にその筆力を十分に発揮し続けていると信頼を集める作家キム・グミが2019年からの3年間で発表した7作品を集めた4冊目となる短編集。
表題作は「ひとつの時代の情熱や愛、挫折、そして挫折による成長を証言し、確認する美しい小説そのもの」と評価され、2020年金承鈺文学賞大賞を受賞。そのほか、2019年金承鈺文文学優秀賞と2020年李孝石文学賞優秀作品賞を受賞した『마지막 이기성(最後のイ・ギソン)』や、2019年金裕貞文学賞受賞候補作に選ばれた『기괴의 탄생(奇怪の誕生)』など、高い評価を受けた作品が並ぶ。