誰が予想しただろうか。
真夏の昼間に彼と大喧嘩して家に帰ったら、自慰行為中の母親を目撃することになろうとは……。

自慰行為など何でもないように振る舞う母親にとまどう娘チニ。
実は家族が一番身近な ‟他人” であることに気付いたとき、いつもクールなチニは母親の性生活と恋愛を応援しはじめるが……。
未婚のまま娘を産んだ母親の回想シーンと、現在のチニの恋愛事情も交え、目をそらしがちな性的問題が飄々と、そして真摯に描かれています。