地域住民の健康や生活を守り、町全体が健康になることを目指す「サルリム(生活、暮らしの意)医院」のフェミニスト医師によるエッセイ。医院での診療や往診時のエピソードをはじめ、フェミニズムに関心を持つようになった経緯や日常に潜む性差別、患者や地域住民から学んだこと、住民と信頼関係を築いていく過程、自身が目指す「町のかかりつけ医」の姿を、ユーモアを交えた率直な言葉で綴る。5ページ前後のエッセイ約60篇を収録。