パンデミックの中で詩人たちが見たものとは?
約20カ国、56人の詩人による
コロナ禍をめぐるアンソロジー詩集


「自粛期間中ずっと胸に溜まっていた、
言い表せないでいた何かを、
たぶん、どこかの誰かが詩に書いている。
もしそれを見つけられたなら、
この詩集は、
不要不急のものではなかったと言えるだろう」
(本書あとがきより)

編者:四元康祐(ヨツモト・ヤスヒロ)
1959 年、大阪生まれ。86 年アメリカ移住。94 年ドイツ移住。
91 年第1 詩集『笑うバグ』を刊行。『世界中年会議』で第3回山本健吉賞・第5回駿河梅花文学賞、『噤みの午後』で第11 回萩原朔太郎賞、『日本語の虜囚』で第4回鮎川信夫賞を受賞。
そのほかの著作に、詩集『単調にぼたぼたと、がさつで粗暴に』『小説』、小説『偽詩人の世にも奇妙な栄光』『前立腺歌日記』、批評『詩人たちよ!』『谷川俊太郎学』、翻訳『サイモン・アーミテージ詩集 キッド』( 栩木伸明と共著)『ホモサピエンス詩集 四元康祐翻訳集現代詩篇』など。