いま話題の韓国人作家が語る、
「文学をすること」の喜びと苦しみについてー
作家が作家に聞く、ロングインタビュー集。


「人間というのはどうしてこうも情けない生き物なのか、
それがずっと知りたかったんだと思います」 (イ・ギホ)

「文学が私たちを驚かせるのは、そういうところだと思う。
骨ばったあらすじだけで残る物語より、あらすじの外側にある人生の
ディテールと感覚」 (ピョン・ヘヨン)

「もう書いてしまって完結させた小説が不意に、
自分に語りかけてくるような感じがするときがあるよ。
たいてい聞こえないふりをするけど」 (ファン・ジョンウン)

「僕は、ストーリーではなくそれを解釈したナラティブが小説だと思っています」(キム・ヨンス)

「過去の経験にばかりとらわれていましたが、それからは人間が見えてきたんです。いまを生きる普通の人たちが」(クォン・ヨソン)

*ためし読みはこちらから

目 次

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違う存在の声
(イ・ギホ/ノ・スンヨン/清水知佐子訳)
ドライフラワー
(ピョン・ヘヨン/チョン・ヨンジュン/きむ ふな訳)
落胆する人間 奮闘する作家
(ファン・ジョンウン/チョン・ヨンジュン/斎藤真理子訳)
キム・ヨンスというパズル
(キム・ヨンス/ノ・スンヨン/呉永雅訳)
うれしい方を向いて
(クォン・ヨソン/ノ・スンヨン/橋本智保訳)



「クオン インタビューシリーズ」は、さまざまな芸術の表現者とその作品について、広く深く聞き出した密度の高い対話録です。

10月刊行予定のシリーズ02『韓国の小説家たち Ⅱ』には次の5人の作家のインタビューを収録します。
キム・グミ『あまりにも真昼の恋愛』
チョン・ユジョン『七年の夜』『種の起源』
コン・ジヨン『トガニ』『私たちの幸せな時間 ほか
ウン・ヒギョン『美しさが僕をさげすむ』『鳥のおくりもの』
チョン・ミョングァン『鯨』