閉じる 時は1990年代末、主人公は中学３年生の女子チンジュ。ごく平凡な家庭に育ったが、煙草を吸い、家出を繰り返し、そのたびに死ぬほど父親に殴られ教師にも殴られる。不良少女ジョンエとの出会いをきっかけに“悪い友だち”がたくさんできた。学校では後輩をいじめ、ためらうことなく学校をサボり仲間と遊ぶ。ジョンエの母親は家出し、ごろつきの父親は子どもに関心がない。そんなジョンエの家が悪い仲間のたまり場だ。
本書は2012年に出版され、韓国漫画映像振興院主催の「今日の私たちの漫画賞」を受賞した。2016年にはフランス語版が出版され、2017年、世界最高権威の漫画祭である第44回アングレーム国際漫画祭で「新たな発見賞」を受賞するとともに、韓国の漫画としては初めて同漫画祭最高作品賞候補10作品の一つにノミネートされ再び注目を集めた。