*本書は先行販売した電子版をもとに地図などの新規内容を加えた、紙版の書籍です。

「今この瞬間を記録に残し、将来、すべての人たちに他山の石としてもらおう。
そうして、どんな困難にぶつかっても立ち直る勇気を持てるようにしよう」

編集者のことばより

2020年2月18日、韓国・大邱で一人の新型コロナウイルス患者が確認された。
その後集団感染が次々と確認され平穏な日常は一変し、街からは人通りが消えた。
都市封鎖もささやかれた中で人々は何を想い、どう行動したのか――。
カフェ店主、司書、教師など市民51人の手記から、困難な状況に共に立ち向かった姿が浮かび上がる。

【目次】
編集者のことば――もっと明るい大邱の春を待ちながら
第1部 大邱の春を待ちながら
第2部 大邱で希望を抱く

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【編者プロフィール】
申重鉉 (シン・ジュンヒョン)

図書出版學而思代表。
1962 年生まれ。大学卒業後、1986 年に理想社(學而思の前身)へ就職して以来、本作りに携わっている。
學而思は大邱を拠点に人文・小説・随筆・詩・児童・地域史などの出版を手がけている出版社(1954 年創業)。
地域に根づいた出版を行うと同時に、読解力を養う一般読者向けの「読書アカデミー」を開設するなど、読者とともに本づくりを行っている。