韓国で英米文学の翻訳者のナンバーワンとも言えるチョン・ヨンモク(정영목)さんの翻訳に関する著書。27年間で約200冊を翻訳し、現在梨花女子大学大学院で翻訳を教えているスーパー翻訳家が、今も翻訳について抱えている悩みと疑問を書いたエッセイ。

この本は翻訳のスキルより、翻訳の倫理、翻訳の役割について、そして自分の文章を持つことについて書かれている。タイトルの『完全な翻訳から完全な言語へ』は、翻訳家の課題に関する記者の質問への答えだった。

「翻訳家の課題は完全な“翻訳”に至ることではなく、完全な“言語”に至ること」という彼の翻訳観にしばらく他の本を読めなかった
翻訳家を志望する人はもちろん、いま活躍中のプロの翻訳家にも絶対おすすめ。

목차
책을 펴내며

번역과 나
“세상 모든 일이 번역인지도 모르죠”
_『씨네21』 김혜리 기자와의 인터뷰

번역의 세계
번역에 관한 짧은 생각 몇 가지
번역사 산책
번역의 윤리
번역 강의의 안과 밖
읽기로서의 번역
번역가의 글쓰기
번역과 번역학
번역과 한국의 근대
누구의 한국어도 아닌 한국어
차이를 넘어서는 번역의 모색
번역의 역할
번역의 자리