美しさとは何か?
時代により人によってとらえ方はさまざまだが、誰もが望み、追及するのもまた事実である。
美しいものを愛でる感情は老若男女、誰もが持っている。
西欧的な美の基準があふれる現代だが、果たしていにしえの人にとって美とは、どのようなものだったのか。
本書では、韓国と中国の説話から、人々がどのような美を追い求めてきたのかを探求する。

■CONTENTS
第1章 古代人の思考と「美」
第2章 一目惚れする、ということ
第3章 美しさの光と影
第4章 ゆるやかな誘い
第5章 変化そして変身の秘密
第6章 永遠なる美の条件

【著者】ユ・ガンハ(柳江夏)
延世大学において中国古典文学(神話)で博士号を取得。
現在は江原大学人文科学研究所研究教授として在籍。
世界と人間の解釈でもある神話を現代的に再解釈しながら研究する一方、 人々が中国古典を気軽に親しめる方法を求めて執筆活動を続けている。

【訳者】
水谷幸恵

「朝鮮通信使シンポジウム」(1998 年)、「コリアン・シネマ・ウィーク」(2001 年)など韓国との文化交流事業に従事。

渡辺麻土香
教養から娯楽まで各種バラエティー番組の字幕翻訳を手がけながら、書籍・雑誌の翻訳(単独訳 ・ 共訳)にも従事。

宗実麻美
大学時代から韓国(人)に興味をもち、現地の語学堂や翻訳塾で学ぶ。帰国後、翻訳の仕事に携わる。最近は、韓方・ティーセラピーにも惹かれ、鋭意、腕を磨いている。

山田智子
慶応外国語学校の朝鮮語クラスを修了。2017 年から本格的に翻訳修行の世界に没頭。また、日韓翻訳推進会会員として、図書館での韓国絵本の読み聞かせ活動にも参加している。

山口裕美子
韓流ブームをきっかけに韓国に関心を募らせ、独学で韓国語を学ぶ。2017年より本書の共訳者らとともに韓国語翻訳に取り組む。