韓国を代表するSF作家キム・ボヨンが描く、とても特別で美しい宇宙の物語。『7人の執行官』以来4年ぶりに発表した長編小説で、2013年にウェブマガジン「クロスロード」に発表した同タイトルの中編連作を再解釈、拡大して書きなおした作品だ。

『7人の執行官』の執筆中、あの世を背景にした第7幕の世界観を何十回も練り直したが、その中で不採用となった設定を基に書かれている。

キム・ボヨンは、2019年に3作品の版権が米国大手のハーパーコリンズによって買い取られ、2021年に同社のSF専門ブランド「ハーパーボイジャー」から刊行が予定されている、注目のSF作家。