読書離れが進むなか、本や文学を身近に感じられるようにと、主に10代を対象に企画された「小説との初めての出会い」シリーズ第13作目の短編小説。お化けや鬼と相撲をとるという、韓国ではお馴染みの昔話に独自の設定を加え、子どもたちの想像力をかきたてる現代風ファンタジーに仕上げている。迫力ある挿絵も物語を効果的に引き立てている。