孤独を楽しむ個人主義者があるきっかけでサッカーチームに入り、いろんな経験をしながらサッカーの魅力にはまっていく様子が描かれている。真面目だが、ユーモア溢れるスポーツエッセイ。笑いが止まらない場面はもちろんのこと、涙もあるのが面白い。筋肉を鍛えていく中で人間同士の関係性も鍛えられていくストーリーはお見事。

日本では『女の答えはピッチにあるー女子サッカーが私に教えてくれたこと』(白水社、小山内園子訳)として2020年7月に翻訳出版されている。