『표백(漂白)』や『한국이 싫어서(韓国が嫌だから)』などの小説が人気の作家、チャン・ガンミョンによるルポルタージュ。一見、何の関係もないように思われる韓国の文学賞審査と公的機関の採用試験のメカニズムを比較しながら、こうした大規模な試験や審査を通して合格者や当選者を選ぶやり方が、社会の序列と官僚主義を生み出すのにどのように影響してきたかを追究する。韓国の小説や出版界、文学賞について知るにもよい1冊。