風が頬をかすめたり、隣のおばあさんが頬を撫でたりしただけでもぽろぽろと涙を流す子ども。ある日その子の前に、黒い服を着た男がやってきた。男は、世界で最も美しく無垢な涙を探していた――。
ハン・ガンによる大人のための童話です。