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    산책 Promenade(散策) お気に入りに登録する前
    ◆しみず店長より◆
    本を読むというのはどういうことだろう。それは人生ととてもよく似ている。「どこへ向かっているのかを知っている人はいない。ただ、どのあたりまで来たかを知っているだけだ」「戻ってきたら何が変わっているだろうか。どこまで記憶しておくことができるだろうか」「全部覚えていなければならないなら、何も覚えることはできないだろう」「あるがままを受け入れなければならない時もあるだろうけど、不慣れでも不安でなければ楽しいはずさ」--。そんなひとこと、ひとことに勇気づけられ、ページごとに描かれた幻想的で美しい本の絵に慰められます。あせりやつかれを感じた時に、静けさに浸りたくなった時に開いてほしい、哲学書のような大人向けの絵本です。
  • ◆ジヨン店長より◆
    韓国旅行に行くなら欠かせない、ソウルの文化遺跡の宮殿。美しい宮殿を鑑賞するとはいえ、朝鮮時代の皇室家族の生活様式や文化、建築などは難しいばかり。こうした方々にぜひ知ってもらいたい今回の本は、文化遺産教育者のイ・シウ作家の歴史本、<子供のための宮殿探検隊>シリーズです。 宮殿の隅々に残っている人々の痕跡や話を通して気楽に韓国歴史にふれられるこのシリーズの第1巻のテーマは、景福宮(キョンボックン)。ふわふわした白い毛に赤いバッグを持った愛らしい猫ちゃんが、景福宮の17箇所を子供の目線に合わせて案内します。持ち歩きやすいボリューム感で、本のカバーを広げれば景福宮の地図に。今までとは違う視点で立体的に宮殿の建物を眺め、経験してほしいという著者の心が伝わる旅行本でもあります。
  • ◆スタッフさわだより◆
    韓国で第1号の記録学者で、25年間その道を研究してきたキム・イッカンさん。記録の重要性をまとめ、昨年韓国でベストセラーとなった前作『巨人のノート』に続き、私たちが日々の生活で実践できる具体的な記録の方法をまとめたのが本書です。自分のやりたいことや計画を徹底的に書き出す。書いて終わりにせず、必ず実行と思考もセットで行う。そんな記録とともに日常を送る方法が丁寧に書かれています。中には写真やシールで手帳を飾ることやSNSを通じた記録に異議を唱える部分もあり、少し辛口に感じる人もいるかもしれませんが、目標達成のためにメモや日記を習慣化させたい人にはきっと役に立つはずです。
  • ◆宣伝広報担当ささきより◆
    ヒーリング小説という呼び名がついた作品が続々と日本にもやってきて人気を博しています。そして本作『マリーゴールド町 心の洗濯屋さん』もまたヒーリング小説と呼ぶのにふさわしい一冊です。「悲しみを癒す力」と「願いを現実にする力」を持つ少女ジウンがマリーゴールド町の丘の上にある不思議な洗濯屋さんを開いたことで始まる物語。心の傷になっている落ちないシミみたいな痛みを消すことができるという洗濯屋。でもそこで問いかけます。「心のシミ」が無くなれば本当の幸せが訪れるのか?と。「人生にとって一番重要なことって何だと思う? 呼吸すること。それが一番大切なの。きちんと呼吸ができれば生きていけるでしょう?」、「幸せな人生を作るのは他人ではなく、自分の心の持ち方」とストレートに語られる言葉を目にしながら、なぜか空を見上げたくなる、そんな作品です。
  • ◆きむ店主より◆ 
    韓国の障害者学校で起きていた生徒への性的虐待を描いた小説『トガニ』(映画『トガニ 幼き瞳の告発』の原作)など、社会のイシューをテーマに作品を書くコン・ジヨンさんの新作エッセイ集。政治・社会問題に積極的に発言してきた著者はある政治家との一件があってからソウルの家を売り、椿の花がきれいな慶尚南道・河東に引っ越した。犬を一匹保護してトンベク(ツバキ)という名前を付け、コンという自分の姓を合わせて「娘」にしたという話はまるで、著者が女性として生きてきた韓国という社会の縮図のようだ。3度の結婚で姓が異なる子どもたちがいるが、コンという姓は付けられなかったからだ。周りにいつも人が多かった人気作家が田舎に引っ込んで自分を孤立させて書いた文章からは絶望、そして燃え尽きた魂が少しずつ生気を取り戻していく過程が見て取れる。イスラエルの旅行記と河東での生活談を交差させながらキリストの人生と自分の疲れた心を対比させているのも面白い。
  • ◆山口店長より◆ 
    『ワタリガニの墓 韓国現代短編選』(CUON)に収められている「プラザホテル」で知られる著者キム・ミウォルさんの小説。 この物語は、ある月曜日の通勤途中に横断歩道で信号待ちをしていた主人公が、見ず知らずの女から急に頭を叩かれたことからはじまります。マフラーで顔がよく見えず、正体不明のその女は誰なのか、なにかその女から恨みを買うようなことを自分がしたのだろうかを考えるうちに幼い頃の友だちのことを思い出します。クラスでいじめられていたその子をかわいそうに思って仲良くなったものの、結局ひどいことをして傷つけてしまった過去。あれは友情ではなくただの憐憫だったのでは?もしかしたらいま付き合っている相手も愛情ではなく憐憫なのかもしれない、と懐疑しはじめます。 月曜日の小さな事件によって心の奥底に眠っていた記憶を呼び覚まさせれた主人公の、一週間の心の動きが、現在と過去を行き来しながら立体的に描かれています。
  • ◆かな店長より◆
    韓国で初めて人工繁殖で誕生した、パンダの「福宝(フーバオ)」。エバーランド動物園で飼育員に愛情たっぷりに育てられました。パンダは中国からの貸与されているので、繁殖期になると中国に行ってしまいます。フーバオが中国に行った時に困らないように飼育員は中国語で声をかけたりもしました。そんなふうに愛情たっぷりにフーバオを育てた飼育員のカン・チョロンさんが書いた本です。ジャイアントパンダとの出会いから、フーバオの誕生、成長を見守ってきた温かな眼差しが感じられる本です。
  • ◆しみず店長より◆
    「日刊イ・スラ」で画期的な作家デビューを果たしたイ・スラさんの初小説。長編小説となっていますが、一話読み切りのシットコムのような作品です。なぜならそれは、著者が最初からドラマ化を念頭に置いて書いたから。そして今まさにドラマの制作が、イ・スラさん本人の脚本で進められています。「家父長」でも「家母長」でもなく、娘が一家を率いる「家女長」の時代の到来を示唆する物語。一見、革命的ですが、実は、涙あり、感動あり、笑い多めの家族ドラマです。4月にCCCメディアハウスから拙訳刊行予定。
  • ◆ジヨン店長より◆
    『怠けてるのではなく、充電中です。』『ほっといて欲しいけど、ひとりはいや。』など、多数のエッセイで人々の共感を呼び起こしたダンシングスネイルさんの最新作。日常で経験したエピソードに彼女ならではの可愛らしいイラストが添えられていて、穏やかで温もりあふれる一節一節が胸に響く。それはまるで、 頑張らなきゃという考えにあえぎながら、意味もなく時間に流されるような毎日を過ごしている人に、日常を振り返って自分自身を励ます時間をプレゼントしてくれるかのよう。そんな温かい時間を経て、ありのままの自分を愛し、認めてこそ幸せになれるはずだ。
  • ◆スタッフさわだより◆
    小学4年生にしてはちょっと冷静で、淡々としている主人公ジョンフン。そして時にはぶつかりながらも笑いあい、助けあいながら遊ぶクラスメートのソクジン、チュンソ、ハリ。まっすぐに怒って、悲しんで、おかしいと思えばおかしいと言う。困っている人も、困っている犬も助ける。融通のきかない大人もいるし、信頼に値する大人もいる。ノーキッズゾーンもあれば、孫のために1人で立ち上がるおじいさんもいる。「子どもらしい」って何だろう?「大人らしい」からすごいのか?読みながらふと、この漫画に出てくる子たちはみな、一人ひとりが「その子らしい」と気づいた。だから魅力的で、友達にいたらいいな、と思わせてくれる。漫画のコマの中がキラキラ輝いていたり、大事件が起こったりはしないけれど、毎日身近な人たちと真面目に、優しさをもって向き合う子どもたちの姿は新しくて、温かい。
  • ◆宣伝広報担当ささきより◆
    間もなく3月1日からNetflixで公開となる映画『ロ・ギワン』の原作小説としても話題の『ロ・ギワンに会った』は、ヨーロッパのブリュッセルに流れ着いた脱北者の青年ロ・ギワンの足跡を放送作家のキムが辿る旅が描かれています。週刊誌で見つけたギワンのインタビュー記事の言葉に導かれるようにブリュッセルに渡るキム。そして、そこで出会う医師パクやキム自身の抱える思いもギワンの言葉に重なっていきます。自身の過去と向き合う姿は時に辛く切ないものですが、過去と向き合い、そこから立ち上がる人間の強さもまた感じられる作品でした。社会から背を向けられたり、帰属感のないままさまよう人々を描き続けているチョ・ヘジン作家の「目には見えないその人の涙まで慈しみの心で紡ぐ」という思いが詰まった一冊です。
  • ◆きむ店主より◆
    私たちはどうすれば安全な社会で健康に暮らせるでしょうか? 本書は、この質問に対して保健学者である著者のキム・スンソプ教授が私たちに出してくれた処方箋でもあります。医療技術がいくら発達しても嫌悪、差別、雇用不安、災難などによって人々は病み、死んでいきます。堕胎、解雇、消防職員の安全と待遇、同性結婚、加湿器殺菌剤死亡事件など韓国の重要な社会問題とそれに関連するデータが世界各国の事例や対策と共に紹介されています。著者が挙げている韓国の健康不平等の事例は、日本で同様に進んでいる問題でもあり、日本社会にとっても良い処方箋になると思います。
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